イタリア歌曲の神髄

          ミラノよりディアゴトリオを迎えて        

イタリアオペラの名曲は、伝統的な舞台を超え、スポーツや現代社会に新たな感動をもたらしている。選手たちがオペラ楽曲を用いることで、演技や競技の価値が高まり、観客もより深い感動を味わうことができる。誰もが、一度耳にしたことがある、プッチーニ作曲のオペラ『トゥーランドット』のアリア「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」は、壮大な旋律と高揚感に満ちた楽曲で、主人公カラフが勝利を確信し、希望を歌い上げる。このアリアは、力強さと美しさを兼ね備えており、荒川静香が、2006年トリノオリンピックのフリー演技でこの楽曲を選び、華麗なイナバウアーとともに観客を魅了した。彼女の演技は、音楽とスポーツの融合による新たな伝説を生み出し、日本初の女子フィギュア金メダルという偉業を達成している。

あれから20年、『Time To Say Goodbye』はイタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリと英国のソプラノ歌手サラ・ブライトマンによって広く知られるようになった楽曲で、明るくドラマティックな旋律と、希望や別れを感じさせる歌詞が特徴で、坂本花織はミラノ・コルティナ五輪でこの曲を使用し、力強さと繊細さを兼ね備えた演技を披露した。彼女の滑走は、楽曲の持つ感情の豊かさとスポーツの躍動感を見事に融合させ、観客に深い印象を残した。

プッチーニは、19世紀末から20世紀初頭に活躍したイタリアの作曲家で、情熱的かつドラマティックな作品で知られており、『誰も寝てはならぬ』は、テノール歌手ルチアーノ・パヴァロッティによって世界的に有名になり、アンコールでもよく披露される。

また、『Time To Say Goodbye』はボチェッリの温かみのある声が特徴で、彼のライブやアンコールでも頻繁に歌われ、観客との一体感を生み出している。

イタリアオペラは、感情表現と壮大な音楽性が特徴で、伝統的なオペラは、劇場での生演奏が主流である。今回登場するディエゴトリオは、ミラノを中心に演奏活動をひろげており、プッチーニを中心に、イタリアオペラの名曲そして歌曲の珠玉を披露する。情熱、愛、死、そして運命をドラマティックに表現し、今回、高崎芸術劇場にはじめて登場する。現代では、スポーツイベントや映画、テレビでも広く使われ、名曲を舞台で実演芸術として堪能できるまたとない機会で、アリアや名曲は、聴衆の心に訴え、人生のドラマを強調する役割を担い、芸術的価値を示して、私たちに深い感動を与えてくれる。特にイタリアオペラの名曲は、言語や文化の壁を越えて人々の心に響き、勝利や別れ、希望といった普遍的なテーマを象徴的に表現し、演技に込められた心情や物語が音楽と一体となることで、観客はより深い感動や共感を覚え、人生のドラマをともに体験することができる。今回の演奏会で、イタリアオペラの名曲が、皆様に、様々な分野で新たな感動の感じてもらえることを確信しています。

また、オペラ劇場や日本で開催される大会やアイスショーでは、和服で観戦して、雰囲気が華やぎ、海外のアーティストや選手やファンもから喜ばれることが多い。凛とした姿勢、背筋が伸びるために、長時間の鑑賞、観戦でも疲れにくいという。その華やかさを醸し出すために、和服で来場していただける方のみ招待することにした。詳細は、下記までご連絡を (人数に制限有)

                   株式会社 空間あい 新井淨

ドニゼッティ「愛の妙薬」より、” 人知れぬ涙”.

プッチーニ「蝶々夫人」より、”ある晴れた日に”.

ヴェルディ「リゴレット」より、”女心の歌”

プッチーニ「トスカ」より”歌に生き恋に生き”

「ラ・ボエーム」より”冷たい手を””私の名はミミ””ああ、麗しの乙女”

コットラウ ”サンタ・ルチア”、

カルディーロ ”カタリカタリ”、

デ・クルティス ”勿忘草”、

デ・クルティスス ”帰れ、ソレントヘ”.

プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」より”私のお父さん”「トゥーランドット」より”誰も寝てはならぬ”

G. ヴェルディ「椿姫」より、”乾杯の歌”

オペラ・イタリアーノ“ディエゴ・トリオ”

(出演者プロフィール)

■ディエゴ・クロヴェッティ (Diego Crovetti)指揮・ピアノ

 イタリア・ミラノ生まれ。 現在イタリア・ヨーロッパを中心に活躍する若手指揮者である。ミュンヘンにおいてピアノをカストレン氏に師事。音楽史をミラノ大学で学ぶ。後に指揮者F.フェラリス氏のもとで研鑚を積む。オペラ指揮者として2002年「アイーダ」をハイデルブルク野外劇場(ドイツ)、2006年「トスカ」を釜山歌劇場、2006年「道化師」と「ランメルムールのルチア」をカンザス・グランド歌劇場(アメリカ)、2008年「トスカ」と「アイーダ」をロシア・チェリアビンスクのオペラフェスティヴァル、2009年「カルメン」を釜山歌劇場にて指揮。ベッリーニ国際声楽コンクール(イタリア・カターニャ)本選にて指揮。コレペティとしても1997年~2001年までオーストリア国立グラーツ歌劇場等で活躍。またミラノ・スカラ座、東京・新国立劇場にも招聘される。伴奏者としては、J.クーラ、G.ジャコミーニ、C.リッチャレッリ、B.フリットリー等、世界的な歌手と世界各地で共演する。ヴィオッティ国際声楽コンクール、サンドナーイ国際声楽コンクール専属伴奏者などを務める。「カヴァレリア・ルスティカーナ」(オーケストラ・フィルハーモニー・イタリア)がCDデビュー作となり、現在発売中である。

ソプラノ ソフィー・ゴルデラーゼ SOPHIE GORDELADZE

イタリア、ヨーロッパで活躍しているジョージア出身のソプラノ歌手、ソフィー・ゴルデラーゼは、ヘンデル作曲「アルチーナ」の主役から、モーツァルト作曲「イドメネオ」のエレトラ、「フィガロの結婚」の伯爵夫人、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナ、ロッシーニ作曲「ギヨーム・テル」のマチルデ、そしてヴェルディ作曲「ジョヴァンナ・ダルコ」の主役やルクレツィア・コンタリーニ作曲「二人のフォスカリ」(いずれもマルクス・ボッシュ指揮、ハイデンハイム・オペラ・フェスティバルのライブ録音で入手可能)まで、幅広いレパートリーを展開しています。ゾフィーは2024年にマルタ共和国ゴゾ島のアストラ劇場でジョヴァンナ・ダルコを再演します。

ディエゴ・カヴァッツィン(Diego Cavaccin)

イタリア、ミラノ近郊のアンジェラに生まれる。R.アントニアッツィ、C.アントニオに師事、ヴォゲーラ音楽院を修了。2012年オリヴィエート国際声楽コンクールで優勝し併せて聴衆賞を獲得する。また2014年フランクフルト近郊のブラウンフェルス城で開催されたヴェルディ・オペラ「運命の力」で主役に抜擢されその輝かしい歌声は絶賛される。オペラデビューは2011年「蝶々夫人」ピンカートン役を北欧ツァーで果たす。その後もミラノ、ローマ、ベルガモなどの劇場で好評を得る。