演奏会が378名(キャパシティ412名)のお客様を迎えて、素晴らしい演奏会が終了しました。
ご挨拶
私にとって「うた」の一番古い記憶は幼稚園の卒園式です。「思い出のアルバム」という歌を歌いながら涙ぐんだことを今でも覚えています。「おぼろ月夜」や「冬景色」という昔ながらの唱歌がお気に入りだった幼い頃に合唱と出会い、「流浪の民」のソリストに指名されたのは中学三年生の時でした。 高校一年生で音楽の道を志した時、数々の素晴らしい出会いとご縁を頂けたことはやはり「高崎」という音楽の街に生まれ育ったことが大きかったと思います。天田美佐子先生に声楽の基礎を、塚田佳男先生に日本歌曲の真髄(と、合唱音楽の素晴らしさ)を叩き込まれたことが今の自分を形作っています。
愛する高崎で初めてのリサイタルを開催するにあたり、日本歌曲伴奏の第一人者である塚田佳男先生にピアノを弾いて頂けることとなり、本当に有り難く思っております。先生の美しい音と深い解釈に導かれ、お越し下さる皆さまの心に少しでも触れる演奏がしたいと思っております。
このたびのリサイタルのタイトルを「ふるさとに “言の葉” をこめておくる 日本のうた」とさせて頂きました。 詩人と作曲家たちが思いを込めて作った、世界にも誇れる宝物のような日本の歌の数々に、私が積み重ねて来た日々、そして私を育んでくれたふるさとへの感謝を込めてお送り致します。さまざまな悲しい出来事が起こる昨今ではありますが……心の栄養補給となるような時間となるよう準備して参ります。 卯月の麗らかな宵、皆さまと素晴らしい「うた」との一期一会を祈りつつ、ご挨拶とさせて頂きます。
感謝を込めて。
志村美土里
~ふるさとに“言の葉”をこめておくる日本のうた~
曲目
花の街 江間章子 作詞/團伊玖磨 作曲
さくら横ちょう 加藤周一 作詞/中田喜直 作曲
くちなし 高野喜久雄 作詞/髙田三郎 作曲
ばら・きく・なずなー母に捧ぐー 星野富弘作詩/新実徳英 作曲
叱られて 清水かつら 作詞/弘田龍太郎 作曲
宵待草 竹久夢二 作詞/多 忠亮 作曲
湖畔の宿 佐藤惣之助 作詞/服部良一 作曲
カチューシャの唄 島村抱月・相馬御風 作詞/中山晋平 作曲
プログラムの都合により変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
2024年4月24日(水)18:30開演(18:00開場)
高崎芸術劇場 音楽ホール 全席自由席 3,000円
主催:みどりの音楽室 マネージメント:株式会社空間あい 後援:高崎市、上毛新聞社、群馬テレビ、FM GUNMA、ラジオ高崎、高崎市民音楽連盟、群馬楽友協会、群馬オペラ協会